どうもおじんです。ラスメモの初記事です。

※筆者情報。ラスメモリリース時からプレイしている投資額20~30万の中の下プレイヤー。

アリーナがつまらない

アリーナがつまらない。

戦力格差で1パンで死ぬとかバグって操作効かなくなるとかも要因としてあるけど、そもそもコンテンツとしてつまらないのではないだろうか。

つまらない要因としては次の2つがある。

  1. 1日5回だけという戦闘回数
  2. マッチングした際の戦闘力である程度勝敗が決まる

なので、ランキングの上位を目指す場合は、前提としてあらかじめ育成を頑張るしかないのだが、ゲーム設計上、育成を頑張るインセンティブが少ない。なぜならランドダンジョンやビルドモードでGeekBoxが出る(=稼げる)から。

つまり、現在のアリーナはごく一部のTOP勢にとってはランク報酬が投資のリターンを獲得するために頑張るべきコンテンツであるが、無投資や微投資、中投資(数万~数十万)勢にとっては、+αでちょっとした報酬が貰える程度でしかない。

ただただもっと報酬を増やして欲しいという糞みたいな要求をしたいのではない。もう少しアリーナというコンテンツをラスメモを楽しむための魅力的なコンテンツにできないのだろうかという提案だ。

現在は、Geekの需給が崩壊しており、それを出金制限で抑えている状態だ。本来ならゲーム内での消費先を増やすべきだろう。運営がやっているのは、基本的には新しいキャラや復刻キャラのガチャやアイテム等のラインナップを増やすことだ。今だとRoninチェーンの準備に向けたアイテムがGeekで購入できるようになっている。

しかしながら、現在ではそれらの施策があまり効果的ではないことは誰もが知っている。なぜなら先ほど述べたようにキャラを育成するメリットがこのゲームでは少ない。一部の特定のキャラや声優が好きな”推し”がいるプレイヤーは課金・投資するかもしれないが、稼ぎを目的にしたプレイヤーにとっては、ゲーム内で消費するより出金してNFTの販売に参加してコツコツGeekBoxが出るコンテンツをやったほうが稼げるだろう。実際そういうやり方を何回か運営がしてしまったせいで、参加者は旨味を実感しているはずだ。Web3ゲームだからそういう考え方になるのは自然なことだ。

じゃあどうすればいいのかという話になるのだが、そこでアリーナが解決の糸口になるのではないかと考えている。

アリーナを変える案

アリーナを変えるにあたって、考えなければならないのは「xGeekの消費を絡めること」、そして「消費することによってリターンが期待できること」の2点だ。

この2点を考えたときにまず考えられるのは1日5回という回数をxGeekを消費することで増やすということだ。つまり、xGeekを消費することでアリーナのスタミナを回復できるようにするということ。回数を増やしただけではxGeekを消費するだけでユーザーになんのメリットもない(それによってランクを更に押し上げる可能性が生まれるという点はメリットではあるが)。なので、その消費したxGeekがどうなるかがポイントになる。

次の3つにうまく分配する。

  1. ランク報酬に上乗せ
  2. ジャックポット
  3. 運営の保有

ランク報酬に上乗せ

これは、文字通り、スタミナ回復で消費したxGeekをランク順位毎に分配することだ。もちろん上の順位ほど貰える量は多い。運営が報酬で用意したxGeek +αでユーザーがスタミナ回復で消費したxGeekを貰えるという形。

ジャックポット

これは、ランク報酬とは別にジャックポットプールを用意して、アリーナが終了した後に、ランダムで抽選して当選したユーザーに支払われるxGeekだ。イメージとしては、ランク1~10位の中から1名、ランク11位~50位に3名、ランク51位~ランク200位に5名みたいな感じで、ジャックポットプールの報酬を当選者数分で割って分配するという形。

※もちろん全くxGeekを消費しない人が貰えるのは微妙なので、スタミナ回復を期間中にX回消費した人のみ抽選対象という条件はつける必要がある。

運営の保有

上記2点だけだと報酬の再分配になってしまってゲーム内のxGeekの総量は変わらないので、運営が一部を回収する必要がある。

例えば、5回のスタミナを100xGeekで回復できるとした場合、40xGeekはランク報酬、30xGeekはジャックポット、30xGeekは運営保有として振り分けるイメージだ。
※振り分けの比率は慎重に吟味しなければならないが、イメージとして書いた。

他にもxGeekを消費することで、アリーナで特定のバフをかける案などいろいろ考えたが、まずはアリーナに参加するメリット・魅力・意義を増やために上記の案がいいのではないかと思った次第だ。

もちろん、強い人がずっと張り付くなど弊害は予想されるのでマッチングレートの調整は必要になるだろうし、勝利数に応じて貰えるGeekBoxの数はどうなるのか、バトルポイントの計算など考えなければならない問題はいろいろある。

ただし、メリットも多数あると考える。

この案のメリット

次の2つだ。

・育成が期待できること

・ランク報酬をアッパーとした消費が期待できること

育成が期待できる

アリーナに上記のインセンティブを追加することで、上のランクを目指そうという意識が芽生える。上の順位を目指すにはキャラや武器・防具の育成だったりキャラ研究・アリーナ毎のバフを研究するしかない。それはこのゲームの本来の醍醐味で、ランドダンジョンやビルドモードを惰性でプレイするのとは一線を画す体験になるはずだ。

この施策がうまくはまれば、ガチャでの消費やマケプレ取引の活発化も期待できて、ゲーム内で消費してほしいという運営の願望も実現できるだろうし、現状のGeek価格で考えれば、Geek保有特典が戦力強化のコスパで考えたら最優秀なので、Geekを保有しておこうという動きも期待できるだろう。

ランク報酬をアッパーとした消費が期待できる

スタミナ回復の回数やxGeekの消費量の上限は、あらかじめ用意されているランキング報酬のxGeekになると考えている。

自分の実力で1500xGeekが貰えるポジションにいるなら、1500xGeekまでスタミナ回復に消費してもトントン(ランク報酬に上乗せ分実質+)になる。実際には、育成コストやPHASE1やPHASE2の参加分も考慮する必要があるのでそんな単純ではないが、TOP1~10前後では獲得できるxGeekが大きい分、積極的な消費が期待できるのではないかと考えている。

出金問題を解決しないといけない

当たり前の話だが、本来なら稼いだ分全員がシンプルに出金できるのがベストなのは言うまでもない。私もそれを期待している。ただ、現実問題運営は難しいと言ってるので、他の策を考えるしかない。

Roninチェーンの拡張という話で運営は突き進んでるが正直期待した効果が得られるかは不透明というか微妙な気がしている。というのはチェーンの拡張は、例えばメインチェーンのガス代が高騰していてユーザーの負担が新規参入のハードルになっているからガス代が安価なチェーンにするとか、プロジェクトが軌道に乗っているから更にユーザーを増やすために、他チェーンの潜在顧客を取り込みにいくためとかポジティブな動機が必要だと個人的に思っている。

元々計画の内にあったなら理解できるけど、Geekの消費を生み出すための苦肉の策みたいな印象がすごい強くてそこが新規プレイヤーに見透かされないかが不安要素だ。

本来なら出金問題を解決してから、Roninチェーンを追加するべきだろう。ゲーム経済がガタガタの状態で出金できないユーザーが多数いる状態で、Roninチェーンを追加したところで既存プレイヤーの大半は置き去りになるし、結構博打な施策をやっているのではないかと考えている。

そういう意味で、ゲーム内で回る仕組み案を上記に書いたが結局は「キャラを育成する」意味やメリットを明確にゲームに持たせることが最良の結果になるのではないかと個人的に思っている。

上振れ期待の虚無PvEだけではなく、バチバチの脳汁PvPコンテンツがラスメモに出ることを願う1プレイヤーの意見でした。